Q:「いい家」ってどんな家なのでしょうか?

はじめまして。メールで失礼致します。家づくりを計画中の●●と申します。そろそろマイホームを持とうと考えはじめてから約1年半が経過したところです。主人はあまり家づくりに興味がなく、全部私に任せるからと言って計画のすべてを私一人が考えています。展示場には何度も足を運び、本や住宅雑誌も何冊も購入して、インターネットの口コミとかにも日々目を通していますが、最近だんだん私たち家族に相応しい「いい家」ってどんな家なのかよくわからなくなってきました。漠然とした質問でお答えが難しいかもしれませんが「いい家」ってどんな家なのでしょうか?ご意見をお聞かせ願えればと思います。



A:回答

「十人十色」という言葉があります。人間には個性があり、価値観も異なりますから、ある人にとっては「いい家」が、別の人には「ダメな家」「嫌いな家」「住みづらい家」でも不思議ではありません。

例えば断熱工法をひとつとってみても「絶対に外張断熱」という人がいれば、そうでない人もいますし、ローコスト住宅は「安かろう悪かろうでダメ」という人がいれば、「とにかく安いにこしたことはない」という価格第一主義の人もいます。

ハウスメーカーをみてください。積水ハウスやダイワハウスには鉄骨系の商品もあれば木造系の商品もあります。どの業界も同様です。同じ会社の社員であっても、担当する商品が異なれば自分の扱っているもののほうが「いい」と言い、ひとたび部署を異動すれば今度は別の商品を「いい」と言います。

インターネットや書籍にあふれる「いい家」情報の中には、価値観の異なる家づくりを誹謗中傷する記事がたくさんあります。偏向した情報だけをみて、そこに書かれた評価や口コミに影響され過ぎると自分の価値観を見失いかねません。家づくりの良し悪しは、そこに住む人みずからが評価するものです。まわりの人間は口は出しても絶対に責任はとってくれません。常に自分の気持ちを大切にしながら計画を進めてください。

『自分が満足できる家』

私の思う「いい家」とは自分が満足できる家、これが第一番です。

間取りやデザイン・居住性能・設備の機能性・価格。どんなに他人の評価が高くても自分自身が満足できなければ決して「いい家」とは言えません。

C値、U値など性能数値にとことん拘った挙句、予算オーバーで一部屋少なくなったのでは元も子もありません。ただ200年もちこたえるだけの構造体(器)をつくるだけではダメです。どんなに丈夫であっても、外観や間取りが時代の流れにマッチしなくなれば、我慢しながら住み続けることになり、結果的にその価値も下がります。

家づくりにはバランスが大切であり、どんなに最高水準の性能数値や強靭さが達成できたとしてもデザイや間取り、価格といった他の要素とのバランスが崩れてしまっては決して満足のいく家づくりとは言えないでしょう。

長期ローンで手に入れた家は、気に入らないからといって簡単に壊したり売り払うわけにはいきません。

あくまでも自分自身の価値観を最重要視して、その上でデザイン・性能・機能・価格のバランスがとれた家。
これが「いい家」の基準になると思います。

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