フラット35 最頻金利が2か月連続で2.0%下回る

長期固定住宅ローン「フラット35」の金利が史上最低水準にある。 住宅金融支援機構(東京都文京区)が8月2日に発表した「買い取り型」の各金融機関の2012年8月の金利水準は、返済期間が21年以上35年以下のタイプは1.84%(対前月比▲0.1%)~2.79%(同)、返済期間が20年以下のタイプは1.56%(同▲0.06%)~2.51%(同)で、最低金利はいずれも4カ月連続で下降した。主力である返済期間が21年以上35年以下のタイプの最低金利、最頻金利は2カ月連続で2.0%を下回っている。保証型の「フラット35」の金利は2.06%(同▲0.1%)、返済期間が最長50年の「フラット50」の金利幅は2.7%(同▲0.09%)~3.45%(同)だった。【新建ハウジングWEB:2012/8/2】

【独り言】
フラット35の貸出金利が史上最低水準との記事。現役の住宅営業マンであった20数年前には、住宅金融支援機構の前身、住宅金融公庫の貸出金利は5%台、生命保険会社の扱う生保ローンに至っては9%台などと、今では想像もできない水準であった。

~比較例~
借入金額2000万円 期間30年
・金利2%⇒月額 約73,900円 返済総額 約26,600,000円
・金利5%⇒月額 約107,300円 返済総額 約38,628,000円

月々返済の差額が33,400円、30年間の総返済額は1,200万円も差が生じる。まぁ当時はバブル期でインフレの時代。超デフレの今との単純比較はナンセンスかもしれないが、今も昔も住宅ローン金利に敏感になることは賢い住宅取得の鉄則であることには違いない。

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