住友林業が施工した木造住宅(準耐火建築物)が国土交通大臣認定の不適合施工

住友林業(株)が施工中の東京都内の木造住宅(準耐火建築物)において、国土交通大臣認定の仕様と異なる仕様で施工され、建築基準法違反であることが判明しました。また、他に同様の疑いのある3,524件について、今後、関係特定行政庁へ情報提供し、調査依頼をします。国土交通省は、これらの案件について、特定行政庁で違反が確認されれば、早急に是正措置を講じるように指示します。【国土交通省:2012/8/10】

【独り言】
住友林業の施工中の建物で建築基準法違反があったという記事。全国で3,524件も違反の疑いがあるとのこと。それらがどの段階の現場なのか、引渡し済みの建物に違反はないのか。問題となった具体的な内容は次の2点。① 下地組で胴縁を施工。⇒下地組で胴縁を未施工。② 石膏ボードを長さ38.1 ㎜以上の石膏ボード用くぎか、長さ40 ㎜以上の石膏ボード用スクリューねじで留める。⇒石膏ボードを長さ28 ㎜のビス(ねじ)で留めていた。壁下地の施工間違いなど、一般の施主にはわかるはずもなく、もしも会社ぐるみの違反ならば、住友ブランドを信じた人たちへのひどい裏切り行為である。

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