シックハウス3年保証を開始 無添加住宅

無添加住宅(兵庫県西宮市)は約130ある代理店全店において、住宅の建物全体を対象とした「シックハウス保証」を6月1日にスタートした。「シックハウス保証」は、住宅の完成引き渡し後3年以内にシックハウス症候群を発症した場合に、症状が改善するまでの無償メンテナンス(再工事)を保証するもの。対象は、同社の竣工前検査をクリアした2タイプ(Sタイプ:シックハウス症候群対応・推奨標準仕様、Cタイプ:化学物質過敏症対応仕様)の無添加住宅。ただし、搬入設置している家具など無添加住宅の素材以外の物質から発生する化学物質が原因と想定される場合、入居前からシックハウス症候群または化学物質過敏症の疑いがある人は対象外となる。同社では、建具やフローリングの接着剤として米のりやにかわ、断熱材には炭化コルク、内装仕上げにはオリジナルしっくいや天然石を採用するなど自然素材にこだわった家づくりを進めている。これらの素材はすべて独自ルートで調達しており、生育・加工段階においても安全性を把握している。【新建ハウジングWEB:2012/6/20】

【独り言】
世の中に「絶対」はなかなかないわけで、どんなに安全と謳った素材を使用しても、それを原因とする健康被害を100%防ぐことはできないだろう。「保証」とは、大辞泉によれば『間違いがない、大丈夫であると認め、責任をもつこと。』とある。なぜ、完成引き渡し後3年以内の保証なのだろう。搬入家具などが原因と想定される場合は対象外となるのであれば永久保証でもいいような気もするが。自然素材とは相当曖昧な意味をもつ言葉で、すべてが絶対に安全だと信じることはできないかもしれない。

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